組み込み用Coichigoネタです。
前回の成果はcoichigoとして大垣のOMMFで展示させていただきました。興味を持って頂いた皆様ありがとうございました。
OMMFでは、ラズパイとか ~デュイーノ的マイコンを一渡り済ませたメイカー諸氏がなんとIchigoJamに目を付けたらしいとの情報を耳にしました。
それならば、組み込み用IchigoJamってのを進めるのも一興かと作ってみたのが今回の
「coichigo MJ」 です。
元祖IchigoJamを組み込むってのも面白いのですが、選択肢は色々ってことで、進めます。
名前は エム・ジェー
基板CADをいじりながら名前を捻ってましたが、面実装に転んだのだからMen-Jissouでいいかと安直にMJにしました。 スパイダーマンの彼女もMJだった気がします。語感も良いので決定です。
設計方針
前回の coichigo の方針です。
今回の Coichigo MJです。
- 面実装部品を採用して小型化。ただし中級者が作れるよう1608形状品をつかう。
- シールドはそのままでは使えなくなっても良いので、間隔を狭めて小型化する。
- DIPパッケージのCPUは使えなくてもよい。
次?
- ソケットを1.27mmピッチにすればもっと小さくなりそう。
- 名前は、ハーフピッチだから coichigo HP にしましょうか。
回路
機能は削りません。(もともと少ないけどね) となると必然的に回路が決まります。
coichigo MJ 回路図 |
乾電池3本でも電源を作れるようにしたいので、レギュレータは省けません。
CPUの水晶振動子をつなぐピンはソケットでは未使用になっていましたが、これをショートすると電源が入るように改造しました。組み込んだ時これを使って電源スイッチを用意できるようにしてあります。5V側はOFFに出来ませんのでご注意ください。 使わないならショートしといてくださいませ。
LEDはリード部品も使えます。
I2C端子のプルアップ抵抗も付けられますよ。
基板
面実装CPUの両側ぎりぎりにソケットを配置しています。残った隙間にすべてのパーツを押し込みました。困ったのがキーボード他のコネクタです。本家IchigoJamを見るとわかりますが、コネクタはかなり大きいのです。端子数は8本必要です。しばらく湯船に浸かって考えた結果、2x4のピンヘッダで基板の左端を挟むことにしました。ピンヘッダで線がだせれば、あとはケーブル用コネクタを付けてしまえばよかろうという安直な解決策です。
coichigo MJ レイアウト
外形寸法:12.7x35.56mm
いかがです?ちいさいでしょ。これでIchigoJamとして機能する(と思います)。
実は、基板が輸送中でまだ届いていません。
これだけ小さければ、色々なものに組み込めてしまう筈です。
しかし、この部品密度で手はんだ組立可能なのだろうか? 試作報告をご期待ください。
オマケ
これと一緒にロボット用のモータードライブシールドも2種類発注してあります。
ひとつは、MJ用です。 もう一つはcoichigo用で本家IchigoJamにも使えてセンサーもつながるようにしています。これは後日まとめますので少々お待ちください。
[2017/01/09]
コネクタ販売用2.54mmピッチ品を考えていましたが、収まらない事が分かり2mmに変えました。[2017/03/15]
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