PCの周辺機器はUSBで接続できるものが普通になっていますね。
マイコンの電子工作を楽しむ者としては興味深々でしたが、難しそうで敬遠していました。
以前は、シリアルインターフェイスが使えると大抵なんとかなったのですが、そろそろUSBを手懐けておきたいと思って、実験を始めました。
目標: USBホストを作って市販のUSB機器をマイコンで動かしたい。
安くて入手性がよく関連情報の豊富なUSB-HOSTコントローラを探しました。
選んだチップ
- PIC24F64GB002: CQ出版社のInterface誌2014年12月号で特集されています。Akitukiさんで売っていて入手性も問題ない。
- FTDIのVNC2: USBコントローラを2ポート搭載し サンプルコードが公開されています。
FTDIのVNC2のお試しがこちらです。
入手は、送料も含めて一番安そうなRSコンポーネントさんからにしました。Webサイトに個人で行くと敷居が高そうに見えますが、ちゃんと買えました。主な材料:
- VNC2デバッグモジュール RS品番7080101
- VNC-32L1B コントローラチップ RS品番7203861
- 32ピンQFPのDIP化基板、USB-Aコネクタ、12MHz水晶振動子
- そのほか手持ち部品: USB-シリアルアダプタ(3.3V)配線材料、セラコン他
Soft関係はFTDI社のサイトから落としてきます。
開発環境はここで、VNC2Toolchainを使います。http://www.ftdichip.com/Firmware/VNC2tools.htm#VNC2Toolchain
サンプルプロジェクトはこちらから。
http://www.ftdichip.com/Firmware/Precompiled.htmulum-II Programmable USB 2.0 Host
IDEのスナップショット サンプルプロジェクトをコンパイルしコントローラに書き込むことができます。 |
端子配列
32ピンQFPをDIP化基板に載せたときのピン配置はこうなります。No.9, 10, 11の3本がデバッグモジュールへの接続端子です。ということで回路図は省略。
UARTポート番号等のピン割り付けは変更可能で、サンプルのソースコードを探すと書いてあります。
DIP化したコントローラのピン配置
3.3Vには適宜セラコンを接続。
ピンになっています。ブレッドボードが2.54mmピッチなので挿せません。
そこで、2.54mmの5ピンヘッダを無理やり半田付けしました。 まあいいか。
デバッグモジュール
ピンピッチ変換してます。
”UART to USB Memory Sample Application ROM”
シリアルポートから受け取ったデータをTEXT.TXTというファイル名でUSBメモリに書き込むサンプル。USBメモリ接続 |
UART to USB HID Class Host Sample Application ROM
HIDデバイス(キーボードなど)からデータを受け取ってシリアルポートに送るHOSTのサンプル。
キーボード接続 |
ASCIIに変換しないとつかえません。 できれば、P/S2に変換したいと思います。
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注: IchigoJamについてはこちらをご覧ください。
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