Kingroon社のKP3Sを購入してみました。
これの1世代前のKP3を保有して使っています。コスパは良いと思いますが、これの後継機のさらに改良版を購入しましたので、様子を紹介したいと思います。
3Dプリンタ KP3Sを使ってみた話
気に入ったところ
- X-Y両軸がリニアガイドになった。
- フィラメント送りがボーデンでなくなった。送りギアとヒートヘッドが直結。
- フィラメント送りに減速ギアが入っている。
1で剛性が高そう。全機種ではX軸のみリニアガイドでしたが、結構よかったので、両軸とも採用したところに期待大です。2と3は、0.2mmノズルで小さなパーツを印刷することを考えています。
開封しました。工具とネジの小箱が上の方にありました。
ヘッドのアセンブリものぞいています。
組み立て時間は10分でした。Z軸を立ててネジを2本下からさしてあと2個ねじを締め、Z軸の駆動用台形ネジを固定しました。組み立てはそれだけ。
完成写真は、メーカーカタログと変わらないので省略しておきます。
さて、テーブル高を調整しようとしたら、ケーブルが邪魔してヘッドが端まで動きません。
届かせるには、ケーブルはZ軸の手前を通るのでしょう。ということで修正しました。
ケーブルをとめているケーブルタイを一度切って止め直しました。
なんとご親切に、言語設定が初めから日本語でした。
嬉しい心使いですね。
そこで、印刷データのファイル名に日本語を使ってみたらちゃんと日本語で表示してくれます。良いですねえ。
色使いもグレー濃淡表示でシックないい感じ。
写真でみると青っぽいですが、目で見るとそうでもありません。
CuraでKP3用にスライスしたデータを印刷してみます。
即、戦力投入です。
ベッド60℃ヘッド190℃ PLAです。
接着性良好です。
出来上がったものがこちらです。同じデータを前から使っているKP3と今回買った新品のKP3Sで印刷しています。自作のマイコンロボのパーツです。
左がKP3 右がKP3S
どちらも私的には十分ですが、KP3では壁の中央に余分な水平の線が出てしまっていますが、KP3Sでは平です。KP3は中古なので直接比較はできませんが、KP3Sはとりあえず期待通りの性能でした。
ビルドプレート変更
標準のビルドプレートはゴム磁石シートで取り外しができ便利ではあるのですが、やはり厚みが一定でないところがありました。そこで、ガラスプレートを試してみました。Kingroon製のものです。固定は四隅をカプトンテープで止めています。クリップ等で止めるのが一般的なのですが、ガラスの歪みを避けるためにテープ固定にしてみました。
左下の中心で少し浮いているのは、最初にプリントされるところでベッド温度が十分に上昇していなかったのではないかと考えています。
二台になりました。
前から持っていたものは、フィラメント押し出しモータのドライバが壊れたようなので、修理待ちです。