一度はつくってみたい二足歩行ロボですが、難しそうですよね。お高価そうだし、なかなか手が出せないでいましたが、自由度(≒サーボモータの数)が少なくてもなんとかなるらしいので作ってみました。
二足歩行ロボをつくってみる
目標
- 手足のある人型にして 腕も動かしたい。
- 低価格でつくる。
- IchigoJamでコントロールしたい。
- 電源搭載で自律動作できる。
- 重心を移動して静的安定歩行で我慢するけど、"コ"の字型の足裏タイプでは満足できません。
現在の姿を紹介します。
二足歩行ロボ
プロトタイプ
最初に脚だけであるくモデルを試作しました。
これには、小さく作ったIchigoJamを使っています。オーバーアクションですが、体を傾けて重心を移動した歩行動作ができることがわかりました。オリジナルのIchigoJamのためサーボモータは4個までで、腕は動かせません。I2C接続で回路を足して動かすこともできるのですが、プログラムが複雑になるので別の方向で考えます。
IchigoJamアップグレード
IchigoJamの次期バージョンの開発が進んでいてそれならサーボが6個まで駆動できます。それなら腕の上げ下げも可能になるので、制御にはIchigoJam-Rを採用に決定しました。ところが、これを作ろうとしてもCPUチップが手に入らなくなってしまっていました。そこで考えたのは、同じCPUを使ったLongan NanoというワンボードマイコンにBasic FirmwareをいれてIchigoJam-R化することです。別の記事にまとめましたので、こちらをご覧ください。
3Dパーツ
サーボモータとコントローラは目途が立ちましたので、残りのパーツを3Dプリンタで作ります。
使ったCADはデザインスパークメカニカルという無償のものです。形状が複雑になると動作が不安定になりますが、私には使いやすいです。サポートなしでプリントできるように形状を考えて作っています。
出来たパーツをプリントするために、並び替えておきます。さらにプラモデルのようにライナーでつなぎました。キットをつくるときパーツをそろえるのが楽になります。
プリントしたのがこちらです。プラモのように切って組み立てますが、ホットグルーとネジで組み立てます。サーボの配線をつないで、プログラムすれば、、、。
歩行動画
脚の動きはこうなっています。
プログラム
動画の動きとプログラムを見比べてみてください。改造して旋回とかバックもできます。
50 @ARUN101 A=50102 B=80103 C=90104 D=240105 E=150106 F=105110 PWM 1,A120 PWM 2,B130 PWM 3,C140 PWM 4,D150 PWM 5,E160 PWM 6,F190 J = 0191 S = 2200 FOR P=0 to 5210 FOR I=0to-10 step -1215 PWM 6,F+I220 PWM 3,C+I: WAIT S230 NEXT250 FOR J=J TO -30 STEP -1251 PWM 2,B+J252 PWM 5,E+J253 WAIT S254 NEXT310 FOR I=-10 to 0315 PWM 6,F+I320 PWM 3,C+I: WAIT S330 NEXT410 FOR I=0to-10 step -1415 PWM 6,F-I420 PWM 3,C-I: WAIT S430 NEXT445 K=30: IF P = 5 THEN K = 0450 FOR J = J TO K451 PWM 2,B+J452 PWM 5,E+J453 WAIT S454 NEXT510 FOR I=-10 to 0515 PWM 6,F-I520 PWM 3,C-I: WAIT S530 NEXT550 NEXTサーボモータ接続OUT:サーボ位置1:右肩2:右腰3:右踵4:左肩5:左腰6:左踵
これからの予定
モーションセンサを使ってリモコンとか、センサを搭載して自立動作とか、いろいろやってみたいと思います。
頭も作ってあげないとね。
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